葬儀屋になることで感じる大変さ

合掌

葬儀屋になることで感じる大変さ

様々な辛さが待っている

全項目でのタイムスケージュールを見てもらえれば分かると思うが、葬儀が執り行われるようになったら最低でも数日間は24時間体制で、いつでも稼動出来るようにスタンバイしていなければならなくなる。そして特徴的ともいえる葬儀屋としての過酷さで物語っているのが、葬儀が行われている最中は決して『まともな休みがない』ということだ。寝る時間などは勿論あるが、それも満足に出来るかどうかという保証もなく、常に事務所で待機していなければならなくなるため、満足に落ち着いた睡眠が取れることは無いだろう。

只でさえ遺体と向き合わなければならない仕事であるため辛いところは山ほどあるが、やはり最初に目に付くのが体力という心配の種だ。数日間まともに休むことも出来ない、遺体を始めとした重いものを連続して持つことになる、葬儀が行われていれば一日立ち続けなければならない等、葬儀屋という仕事で働くことの過酷さを垣間見ることが出来る。また葬儀は必ず機構がいい時に行われるとは限らない、中には極寒の寒さの中で執り行うのもあれば、炎天下の中で作業をしなければならないなど、肉体的な拷問を耐えなければならない。

これが一回の、次の葬儀まで期間が開いていれば少しは時間も取れるが、もしも連続して葬儀を行わなければならない場合には、当然徹夜でさらに数日間拘束されてしまう。睡眠不足で業務をこなさなければならない辛さも襲ってくる中でも、仕事を全うしなければならない辛さにも慣れる必要がある。


精神面で襲い来る重圧

肉体的な辛さには何度か経験し、更に本人が体力を身につけていけば何とかなる。後は色々なところで気をつけて、無理のない範囲で仕事をこなしていくことがポイントだが、中々そうも行かないだろう。けれど体力という辛さに関してはその内時間が経過すれば何とかなるものだが、葬儀屋として働くことになったら本人の意思が何より尊重される問題が発生する。

それは『遺体の処置』というものについてだ。遺体として尊厳を損なわないような態度でいられたとしても、やはり死んでいる人の身体を直接触りたいと思う人は稀有だ。親族であったとしても、なくなった人の遺体を触ることに抵抗を持つのは自然なこと、だが葬儀屋ともなればどんな遺体であってもきちんとした処置を施せるだけの精神力が養われていかないといけない。特に遺体の状態という点でもかなりの人が精神を病んでしまう原因になるといわれる。病死ならまだしも、事故死や自殺、また他殺といったものなら遺体の一部が損壊して酷い状況になっていることもざらだ。綺麗な遺体を見る機会など万に一つの確率といってもいいほど、中々ないといわれる。その点についてなれる自信がない人には葬儀屋は向いていないということだ。だが震災など非常事態の際に、そのようなわがままを呟けるほどの状況的余裕は存在していないため、現実を直視するための精神力を養うのは困難を極めることも容易に理解できる。

遺族に対する不信感もある

また葬儀屋が目撃することになるのが、遺族間の骨肉とした争いが展開されることだ。中には遺産を巡って争うというドラマ張りの展開もある、何処の世界でもそうした問題を見ると人間のどす黒い部分をまざまざと見てしまうことで、人間不信になってしまう人も少なくない。

更に遺族の中には葬儀屋に対して最初から不信感を持っている人もいるため、そうした場合心無い言葉を浴びせられることもある。どんな状況でも無難に回避し、職務を完遂することが出来る人など、おそらく始めからいるわけでは無い。全員が全員、そうした経験を踏み台にして成長することで一人前になって行くのだろう。ただ葬儀屋としてプロという自覚を持っても辛いことがあり、それが業界のことを良く知らない人々から向けられる偏見へと繋がっていく。

偏見をもたれてしまう

葬儀屋として働いているともたれる偏見として、人の死を商売にしている者たちだと糾弾する人もいると思う。筆者もそんな風に見ていた時期もあるが、ビジネスとして考えればそれもしょうがないといえるかもしれない。ただそれを納得できるほど人間は機械的では無い、特に老人などは葬儀屋というものに対して嫌悪感を剥き出しにしている人も多いと言われている。そのためどうしても葬儀屋として働いていることを表に出してしまうと、遠慮のない言葉を浴びせられてしまうため、そのことで辛く感じる人も少なくないという。

また家族としても身内が葬儀屋で働くことに抵抗感を持ってしまう家族もいる。葬儀屋として働いていると、そうした世間一般に根付いている偏見によって様々な障害が立ちふさがってくるとも言われている。受難過ぎるものだが、それでも全うに葬儀屋として働きたいと考えている人もいる。ではそういう人達はどうして葬儀屋という、特殊な業界での就職を希望するようになったのか、というのも気になるところだ。

おくりびと

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